ある日、口の中を見てみると苔のような白色の膜が張っている、あるいは舌や口腔内が赤くひりひりする、こうした症状があらわれた場合、それは口腔カンジダを発症している可能性があります。

口腔カンジダ症はその名の通り、口腔内にカンジダ菌というカビの一種が増殖し、それが悪さをおこしてしまう病気です。
カンジダ菌は体の中に存在している菌なので、本来であればこうした症状がでることはありません。
ですが、体の調子が悪くなったり、それによって免疫力自体が低下しているケースでは、口腔内のカンジダ菌が増殖し悪さをしだすというわけです。

口腔カンジダ症には大きくわけて偽膜性カンジダ症と萎縮性カンジダ症の二つの種類があります。
偽膜性カンジダ症とは、先に挙げた舌の表面に苔のような白色の膜ができるタイプの口腔カンジダです。
この膜が剥がれ落ちると舌に発赤、ただれが起き、症状を放置することで口腔内全体に広がっていく恐れもあります。

萎縮性カンジダ症は口腔内が赤くひりひりする症状を引き起こします。
食事の際に痛みを感じることも多く、人によっては食事がうまくとれないことで体重が一気に落ちてしまうケースも出てきます。

この両者では具体的な症状が異なってきますが、一般的に口腔カンジダとしてよく知られているのは後者の萎縮性カンジダ症です。
このタイプのカンジダ症は舌乳頭という味覚を司る組織が萎縮してしまうため、味覚障害が起こることでも知られています。
食事がとれなくなるだけでなく、味覚障害によるストレスも蓄積されてしまうため、症状がそれ以上悪化する前に対策を打っていくことが大切です。

口の中にカビの菌が感染して起こるこれらの症状、一度でも症状があらわれた際には早めに治療を始めるのがベストです。
そして、同時にこうした症状があらわれないために常日頃から予防策を打っていくことも大切になってきます。

では、具体的に口腔カンジダ症に感染しないために、それ以上症状を悪くしていかないためにはどうすればいいのでしょうか。

口腔カンジダ症にならないための予防法とは?

口腔カンジダ症にかからないためには健康を維持するのが一番です。
先にも挙げたように、カンジダ菌自体は体の中に常に存在している菌のため、それ自体をなくすことはできません。
とはいえ、増殖さえ防ぐことが出来れば、発症自体を防ぐことが出来ます。

具体的には、睡眠時間をしっかりとること、食生活を改善し規則正しい生活を送るようにすること、など健康になるための工夫を凝らしていきます。
仕事や私生活でのストレスをためすぎないなど、常日頃から気を付けていくことによって体の状態は保たれます。

もちろん、イレギュラーな体調不良、仕事による影響で睡眠時間や食生活が乱れることはあります。
ただ、心がけとしてこうした点に気を付けておくだけでも発症率は変化していきます。

また、こうした口腔カンジダ症は他人から性行為やキスなどによって感染する可能性もあります。
もともと免疫力が低下してカンジダ症を発症している人と性行為やキスをする、これによって自分もそれに感染してしまうわけです。

変に感染を広げないためにも、自分が口腔カンジダ症にかかっているときには性行為やキスを控えるようにすること、パートナーへの感染予防のためにもこの点は大切になってきます。
少しでも口腔内に違和感を感じる場合には行為自体を避けるに越したことはありません。
そして、パートナーに対してもそういった配慮を徹底するように求めていきます。

一見すると不快感を与えてしまいそうな行為ではありますが、自分の体を守るため、お互いにパートナー同士の信頼関係を築いていくために、必要なステップです。
この確認があるだけでも信頼関係が出来上がりますし、こうした性病による関係悪化、誤解を防ぐことが出来ます。